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2025-04-09

「まなざしの あいのり」展覧会図録

2024年4月20日から6月2日まで、岩手県岩手郡岩手町の石神の丘美術館で開催された、「COLLECTION + vol.1 まなざしの あいのり 土地の声を 聞く、探る、表す」の展覧会図録をいただきました。


この企画展は、石神の丘美術館のコレクションとゲストアーティストの作品を合わせて紹介する企画の第一弾として開催されたもの。
田村淳一郎さんは1937年生まれ、一戸町出身で24歳で岩手町に転居。
1950〜60年代に一戸町、葛巻町、岩手町で撮影したモノクロ写真30点の写真作品「昭和の農村」が、2008年「第14代酒田市土門拳文化賞」の奨励賞を受賞し、企画展では、このコレクションが展示されました。
一方のゲストアーティストの増子博子さんは、宮城県出身で2020年から2022年まで葛巻町に暮らし、そこで、かつて葛巻町冬部地区で上高山兼太郎が製作していた木彫り熊に出会い、調査した結果を「ツキノワ木彫り熊ノート」のZINEにまとめて出版したり、作品製作をしたりしています。
そういうお二方の展示でした。

増子さんとは、私は『のへの ISSUE 2』を出した後で、一戸町の一守書店さんに葛巻町の「Cafeやどり木」さんを紹介していただいて、その「やどり木」さんで「ツキノワ木彫り熊ノート」の発行イベントを2022年のはじめに開催した時に行って出会いました。
今回、ひょんなことからこの企画展の関連企画の座談会のゲストの一人にお声がけいただいて、2024年5月19日(日)に行ってきました。

そういうご縁から、この石神の丘美術館の企画展の関連イベントの座談会にお声がけいただきました。
2024年のこの時期の私の体調は、4月下旬にパーキンソン病の疑いを言われて薬を飲み始めた頃。
座談会の打ち合わせを4月下旬に行い、トークを終えた翌週の5月26日は家族性大腸腺腫症ので始発で上京し、人生で27回目の入院をしたという。。。
入院中には、『のへの ISSUE 3』の最後の方の「前号から約3年」という、遺書のような文章をiPhoneで書きました。
今思えば泣けてきますし、最悪当日は僕だけZOOMで参加になってしまうかもと、関係者の方々にも本当にご心配をおかけしました。
美術館の斎藤さんと齋藤さん、石山さん、そして増子さん、佐藤さん、岩大ツキノワグマ研究会の山口さん、本当にありがとうございました。



あのときの最大限のベストを尽くして臨んだ記録が、かなり正確に記録に残りました。
この図録には展覧会で展示した作品も載っていて、田村淳一郎さんと増子博子さんの作品、上高山兼太郎さんの木彫り熊と、どれも味わい深いもので、魅力的な一冊です。
石神の丘美術館では、この図録が1,200円(B5判、92頁)で販売されているそうですので、よろしければ是非お買い求めください!

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