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2025-10-01

『のへの ISSUE3』訂正・補足情報(2025年10月4日現在)

P25 平三山車製作者の平下信一さんは、2025年2月にお亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
なお、平三山車は奥様と仲間の方々が引き継いで製作を続けています。


『のへの ISSUE2』に下記の誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
P2 右下のキャプション
 誤:瀬月川
 正:瀬月内川

P31 八戸三社大祭 写真13
「長者山麓 八戸虎舞」を紹介したかったのですが、写真の虎舞は「湊虎舞」でした。「長者山麓 八戸虎舞」の写真は下記です。

P52・54 おいらせ秋祭り
 開催時期は、基本的にはおいらせ下田まつりの翌週土曜日ですが、その日が9月の場合は、例外的に2週間後の10月の第一土曜日に行います。

P55 くずまき秋まつり 本文7〜8行目
 八戸三社大祭のメロディーも奏でる組は浦子内組だけでした。


また、発行後にわかったことなど、下記情報を補足いたします。

P27 地図の補足
 − 岩手県北部の九戸村、軽米町、洋野町大野でも、最終日の最後はお囃子で盛り上がります。
  (九戸まつり:山車競演、軽米秋まつり:山車共演、鳴雷神社例大祭:別れ太鼓)
 − 沖揚げ音頭風の音頭を上げている地域は、五戸・三戸・二戸・九戸・軽米・剣吉(荒町々内会)だと思います。
 − 三戸の山車は八戸型に分類していますが、細かく分類すると、三戸は三戸型としても良いのかもしれません。

P32 鳴雷神社例大祭
 鳴雷神社の一社祭りですが、神様がお泊まりする宿が八坂神社と浄屋の二ヶ所があり、一年おきにそれぞれ交互に泊まります。例えば2025年は浄屋なので、渡御では神社を出発して県道11号のT字路まで進み、左に曲がって八坂神社に行って、折り返して浄宿まで行きます。還御はその逆。2026年の渡御は、T字路では右に曲がって浄屋まで進み、折り返して八坂神社まで行きます。

P34 九戸まつり
 南田若者連中は糠塚附祭組、上町若者連中は鍛冶町附祭若者連が山車製作に協力しています。

P37 三沢まつり
 左下の写真2で、吹き出し花火はチタンの粉を燃やしているとのことでした。

P41 しちのへ秋まつり
 お囃子は東北町秋まつりと同じで、七戸では「柏葉太鼓」という名称です(「柏葉」は、七戸城が別名「柏葉城」と呼ばれていたことから来ていますが、「柏葉」の名称がどこから来たかは不明とのこと)。

P44 名川秋まつり
 名川秋まつりは、2025(令和7)年1月15日に町無形民俗文化財に指定されました。その際に、山車の上で南部手踊りを披露する現在の形態が、大正時代から行われていたことが分かりました(P44の上の大きい写真のキャプションでは、「山車の上での踊りは、明治・大正期あたりに始まったとされている。」と記していました)。

P45 十和田市秋まつり
 山車前面が異様に横幅があったり、異様に長い山車がありますが、それらは交差点などでは分離します。山車と一体化して見えますが、太鼓車の進化系が連結している感じです。

P46 久慈秋まつり
 山車は八戸型ですが、お囃子と衣装は盛岡の流れを汲んでいて、特に衣装は八戸型は京都風の浴衣に対して久慈は江戸風の腹かけ股引姿です。これは、1933(昭和8)年頃に、盛岡で修行してきた方が、盛岡のお祭りの要素を久慈に持ち込んだことによるそうです(に組HPより)。

P49 浄法寺まつり
浄法寺では3台山車が出ていましたが、コロナ禍後の2023年に「浄法寺山車」ひとつに統合して復活したものの、2024年は山車を出せませんでした。2025年は再度調整して、「浄法寺山車連合會」として復活しました。

P52 おいらせ百石まつり
 このお祭りは、若宮八幡宮の御神輿などを4km離れた土鼻(つちはな)神社に渡御したのが始まりです。土鼻神社は沿岸部にあり、陸(おか)の神と海の神への祈りが込められていて、豊年豊漁を神に祈願する気持ちを大切にしています。行列では、山車は国道45号しか運行しませんが、神社行列は、渡御では土鼻神社まで行って、還御は土鼻神社から出発しています。

P53 さんのへ秋まつり
 三戸の風流山車は八戸より歴史が古く、八戸では1887(明治20)年に風流山車が出された(前年に猛威を振るったコレラの終息を記念して)のに対して、三戸では1880(明治13)年には風流山車が出されていることが確認されています。
 三戸での門付は「花もらい」と言うそうです。

P56 ふだいまつり
 中野流鵜鳥七頭舞が基本としている鵜鳥神楽(国指定重要無形民俗文化財)も素晴らしいので、ぜひ見に行ってください。毎年1月から3月にかけて、隔年(次回2027年)で久慈までの“北廻り”を巡行しており、その期間に見れる機会があるほか、旧暦4月8日(5月中旬頃)に鵜鳥神社で行われる例大祭でも披露されます。
 また、中野七頭舞(岩泉町小本中野)も素晴らしいです。

P57 泊例大祭
 泊の山車は、2024年8月31日に町内会主催の「とまりまつり」で復活。2025年は、泊例大祭の中日にあたる7月19日に町内会主催の「とまりまつり」が行われ、そこで山車や流し踊りなども行われました。

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