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2026-05-02

「八戸三社大祭ユネスコ無形文化遺産登録10周年」記念ロゴデザイン

八戸三社大祭の山車行事を含む全国33件(2025年12月に4件追加され現在37件)の祭礼行事が、「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録(代表一覧表記載)されてから10周年を迎えることから、山車祭り行事保存会で記念ロゴを作成。
そのロゴをデザインせていただきました。

ロゴは、「10周年」の文字を山車絵風にロゴマーク化し、「八戸三社大祭ユネスコ無形文化遺産登録」の文字をロゴタイプにして組み合わせました。
ロゴマークとロゴタイプの組み方は3パターン作成。



それぞれに、グレースケール(モノクロ印刷用)とモノクロ2階調(シルクスクリーン印刷やハンコ等の用途)を作成。


さらに、グレースケールとモノクロ2階調は、このように色を変えることができる遊べるロゴに作りました。

このような色の変更もできます。

乗算で地色に重ねることもできます。

白抜きができるのはモノクロ2階調の白抜きだけです。

【山車絵ものがたり】
鮫ヶ浦で、漁師たちの網には大量のイカや魚に加え、「10周年」の文字も引き上げられた。
恵比寿様は大きな鯛を釣り上げ、大黒天や、龍頭の宝船に乗った弁財天も一緒に大漁を喜ぶ。
大きな鯨も現れ、朝日も昇り、たくさんのうみねこが舞う。
ユネスコ登録10周年を祝うとともに、八戸の末永い繁栄を願う、とてもめでたい場面。

【デザイン秘話】
依頼内容は、「八戸三社大祭ユネスコ無形文化遺産登録10周年」でロゴを作って欲しいというものでした。
僕がロゴをデザインする際は、友人のoutsight graphicsの後藤さんにアドバイザーで入っていただいています。
今回もお願いして打ち合わせたところ、「10周年」を山車みたいにできないかとアイデアが出ました。

山車絵の参考にしたのは、2009年まではちのへ出版社から発行されていた『山車ものがたり』。
各山車のものがたりに、題材を伝える絵が添えられていました。
特に1987年頃から1996年頃までのものが良くて、題材と山車の構図は1994年の市職員互助会の山車「鮫ヶ浦に遊ぶ七福神」。
右の船を漁師に変えるのは、1993年の六日町の山車「朝比奈三義秀・巨鯨捕りの場」のイラストを参考にして組み合わせたものを基本構成としました。

『山車ものがたり』のイラストは何人かが描いており、好みのイラストのテイストを意識しながら紙に手描き。

その写真を下絵にしてiPadで線画を描き、それを Illustratorでパス化。
色はiPadで塗り絵しました。
それで最初の案を作ってお見せしたところ好評で、最初の段階で方向性は決まりました。


が、ここからが大変。
次の段階では、各要素を後で微調整できるようにレイヤーに分けて描き、レイヤーごとにIllustratorでパス化。

パスデータから面のレイヤーを作りましたが、各要素ごとにカラーとモノクロの面レイヤーを作ることで、ひとつのファイルでレイヤーの表示非表示でカラーとモノクロを切り替えられるようにしました。

七福神も、大黒天の位置を変えたり弁財天を加えたものなど、バリエーションも作成。

超地味なのに、泣きそうになるくらい頭がこんがらがる作業が続きました。
挙げ句の果てに、色も簡単に変えられるようにしました。
そういう苦労を経て、このデザインは作られました。

思い返すと泣けてくる。。。

  ※  ※  ※

最後に、僕がこのロゴに込めた思いは、祭りは楽しいものだということです。
これからも、祭りに参加している団体が継続できて、毎年行われていって欲しい。
それに尽きます。

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