2021年に発行した『のへの ISSUE 2』の一戸町のページでもご紹介した、一戸町奥中山のひまわり畑、今年は10月1日に行ったら満開でした。
去年は見れなかった晴天のなかでの午前中の順光、素晴らしかったです。
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枋ノ木神社祭典・金勢祭 2022年
2022年9月24日、二戸駅近くにある枋ノ木(こぶのき)神社の祭典、金勢祭(こんせいまつり)を初めて見てきました。
24日は午後山車と神輿の渡御が、夕方からナニャトヤラの盆踊り大会もあって、山車などは一人で、夕方からは一戸町の知人と見ました。
かつてみうらじゅんさんが「とんまつり=とんでもないおまつり」と名付けていたという、この手のお祭りは初めて見ました。
まず、小中学生くらいの子どもたちがたくさんいるのに驚きました。
そして、子どもたちの山車のお囃子がとにかく元気でした。
この地域に生まれ、小さい時からこういうのにふれて育ったらどうなるのだろうと想像しましたが、想像の域を超えて頭から湯気が出そうでした。
ただ、二戸の地域性に少なからず影響を与えていそうです。
そして、子どもがたくさん参加していて元気な地域なのかもしれない、とも思いました。
枋ノ木神社に参拝すると、お祭りでのみ境内で販売しているてぬぐいを熱心に説明していただきました。
大黒様と弁財天様かな、が描かれていて、やけに髪の毛が太い線だと思ったら、顔を隠すようにてぬぐいを折って、「大黒様の顔を隠すと・・・弁財天様の顔を隠すと・・・両方の顔を隠すと・・・これを考えた人は天才だと思う。はい○○円」と。
お守りや神社の境内の一つ一つにも形にこだわってましたが、出店のチョコバナナやこんにゃくのほか、そばに入れたなるとの形にもこだわっていました。
チョコバナナとこんにゃくのお店は1店舗で、若いお姉様方だけで作っていて、どういう方々なのかがすごく気になりました。
とにかく、衝撃的でした。
小鳥谷まつり 2022年
2022年9月18日に、岩手県一戸町小鳥谷(こずや)に、小鳥谷まつりを見に行きました。小鳥谷は、一戸町の中心部(御所野遺跡のあるあたり)のちょっと南、藤島のフジがある地域です。
国道4号線の交通量増加かな、山車が出せない時代があったけれど、バイパスが開通したことで2008(平成20)年に約40年ぶりに山車運行が復活したのだそう。
2台山車はあるのですが、今年は急遽1台だけの参加になったのだそうです。
お祭りは、コンパクトだけどなんか良いですね。
いろんな街のを見ていて、なんとなーく岩手県側で見ているとアウェイ感を感じないんですよね。
なんでしょうね、その背景にあるの。
小鳥谷も観光で見る人は少なそうでしたが、楽しく見させていただきました。
しかし、一戸町は盛岡型の山車、しかも木製の台車なのに、お隣二戸は混在。
近いのにこうも異なる。面白いですね。
軽米秋まつり 2022年
2022年9月17日に岩手県軽米町の軽米秋まつり初日を見てきました。
初めて見ました。
八戸の山車組も何組か製作協力していて、八戸型と盛岡型の山車が混在した地域のようなことも以前聞いていたので楽しみにしていました。
山車は6台出ていて、うち4台が八戸型、2台は盛岡型。
思ったのは、二戸も混在してるんですが、違いは、軽米の八戸型の山車4台は全て、八戸の山車組が製作協力していた点でしょうか。(吹上、下組町、朔日町、十六日町)
二戸では、八戸型の山車で八戸の山車組が協力しているのは1台でした。
総じて、二戸と軽米は混在地帯だと思いました。
しかし、行列に神楽や郷土芸能があって、そういうのにも小さい子どもが出てると良いですね。
と同時に、山車があるとお祭りが華やかになると、あらためて思いました。
お祭りを見に来ている人も結構いて、賑やかでした。
久慈秋まつり 2022年
2022年9月17日、1日限定で開催された岩手県久慈市の久慈秋まつりを見てきました。
今年は6組の山車組が参加していました。
3年前にも見ていて、数組は新規の題材で製作し、数組は前回3年前の題材で製作したように見えました。
同じ題材で製作するといっても、その年のお祭りが終われば山車の上のものを降ろして、人形もバラして衣装や首で保管するでしょうし、きっと今年作る時は構図を決めるのにあれこれして、塗装し直した、人形もポーズを決めて組み立てたりして製作するので、手間は案外同じ題材で製作するのと同じくらいかかっていると思います。
何はともあれ、今年こういうかたちででもできたことが何より大きかったと思いました。
二戸まつり 2022年
2022年9月4日、岩手県二戸市で二戸まつりを初めて見てきました。
率直な感想は・・・正直つかめません。
8つある山車組はノリが組によって結構異なりそうですし、お囃子も盛岡型のような気もするし、組で違う気もするし。
大太鼓が後ろにもついて、笛吹きが山車の後ろをついて歩いている組もあれば、そうじゃない組もある。
山車も、盛岡型もあれば八戸型も混在している。
(5台目の大蛇退治の山車は、九戸村の山車の場面部分の貸し出しですね。1週間前にあった野田まつりの1台がこの大蛇退治だったので、九戸村→野田村→二戸市と貸し出したんですね。あと最後の山車は、八戸市の十六日町山車組の製作協力ですね)
二戸まつりの、意外にも統一されていないこのカオスな感じは(初めて見てそう思いました)、なぜこうなったのか気になります。
そして二戸の中心部は福岡で二戸まつり、堀野で堀野まつり、二戸駅付近で枋ノ木神社祭典・金勢祭というお祭りもある。(ほか、金田一では金田一八坂神社例大祭、浄法寺で浄法寺まつりも)
えー、二戸についての情報をお待ちしております。
ふだいまつり 2022年
岩手県普代村で、2022年9月2日にふだいまつりを見てきました。
山車は八戸型の変形するタイプ。
岩手の内陸は盛岡型が多く、山車祭りのある沿岸部では八戸型。
この手の山車では南端ではないでしょうか。
山車は上組と下組の2台ですが、共に大きい。
三沢や久慈の大きい山車と遜色ない大きさと仕掛けです。
しかも、波山車の方には八戸の山車でも登場したことがない、山車手前の回転部にパタンコがついていました。
何がどうなってこうなって普代村の山車は大きくなったのでしょう。
彫刻類の貸し借りとかしているのか?しているなら久慈でしょうか?
お囃子は、多分久慈に近い気がします。
行列は、とにかくゆっくりで時々止まります。
商店街に来ると、有力なお店の前で止まって山車を広げる。
この行列の感じ、どこかで見たようなと思ったら、そう、下北半島の佐井村のお祭り箭根森八幡宮例大祭とか、むつ市大畑の大畑八幡宮例大祭の感じに近いかもしれません。
お祭りって、もともとはこんな感じだったのかもしれませんね。
ほんと、地域の人のお祭りという感じでした。
でも、山車が祭りの規模に対して大きかったのが印象的でした。
あと中高生でしょうか。神楽の中野流 鵜鳥七頭舞、すごく良かったです。
結構踊りが激しくて、そしてファンキーだなぁと思いました。
神楽って、実は動きが激しくて若くないと踊れないですよね。きっと。
若い人たちが神楽を舞う、美しかったです。
一戸まつり 2022年
2022年8月27日に、岩手県一戸町で一戸まつりを見てきました。
去年『のへの』で一戸町をまとめておきながら、見れていなかったお祭り。
やっと見れました。
山車は盛岡型で、お囃子も盛岡型ですね。
お祭り本部で聞くと、例年であれば一戸の山車の上の場面だけを二戸市浄法寺に貸して、その次に葛巻町に貸すのだとか。
さて、街を歩いていたら、常前食堂さんとチェリーさんが良い感じに地区の祭礼の食事処になっていて、会話が良いですよね。
地域のまつりっていう感じ。
5つある祭礼も町の中心部のようで、山車小屋も地区にある感じ。
14時の行列スタートに近づくにつれて街の雰囲気が変わってきてね。
『のへの』で大変お世話になった一守さんも橋中組の姿で、お祭りの格好してるとかっこよく見えるんですよね。
狭いコミュニティだと息苦しいところもあるでしょうけど、でも地域ってこうあるべきですよね。
そんなことを思いました。
小倉酒店で古い置き人形の恵比寿様と、行列で根反鹿踊りも見れて良かったです。
九戸まつり 2022年
2022年8月17日に、岩手県九戸村で九戸まつりを初めて見てきました。
山車は3台出ており、八戸型の影響を強く受けつつ、要素として盛岡型が含まれている感じでしょうか。
お囃子は、笛が無くて大太鼓の音がズシリと響いていました。
この後、3台中真ん中の為朝大蛇退治の山車は、岩手県野田村の野田まつりに貸し出されているのをネットで見て、さらにその後岩手県二戸市の二戸まつりでも再会しました。
久慈秋まつり 2019
2019年9月22日に岩手県久慈市の久慈秋まつりも見ました。
昔八戸から山車を借りていたこともあるということで、大きく見せる仕掛けや煙やシャボン玉などの演出は、八戸と同じスタイル。
三沢の山車の上位入賞する組と、久慈の山車の上位入賞する組は、同じような規模、豪華さだと思います。
山車の台数は八戸より少なく、山車の細かい作り込みや山車の上の盛り盛り感は八戸の山車の方がすごいと思いました。
ただ、それは私も八戸で関わっているのでそう思うのであって、一般の人には豪華だと思うでしょう。
製作物の顔・表情を出そうとして、それが少しデフォルメされてるように見えるのは、五戸的な感じもしました。
お囃子は八戸とは異なっていて、よりのどかな印象。
休み太鼓も異なるけど、木遣り音頭は似た部分もあると思いました。
小学生や中学生と思しき子どもたちがたくさん参加していて、その大半が、髪をカラースプレーでカラフルにおめかしする子どもたちがいたのも印象的でした。